月曜日, 9月 28, 2015

#fowtcg 総合ルール5.2読んだよー。

いつもの奴を最初に。
これは公式裁定では無く、ルール読んだらそうなるよね的な奴です。
ので、取り扱いは自己責任でお願いしまする&間違い見つけたら遠慮せずにTwitterに凸って下さいねー。



アリスクラスタが発売したので、今日は剥きに行きました。
とは言え、あんましお金の無い時期なので、8パックとかそんな感じですが。
横で大会をやっていたので、それを見ながら総合ルール読んだりしていたのですが、今回も結構色々と追記されていましたね。


大会中で、店舗の人が迷っていたルーリングとしては、「機巧大帝 マキナ」が3枚カードを同時に出す時、リゾネイターとアディションを同時に出したら、そのリゾネイターにそのアディションを付けられるの? ってのがありましたね。



「機巧大帝 マキナ」(SKL087J)
このカードが場に出たとき、あなたの手札から無属性の、アディションとリゾネイターを合わせて最大3枚まで場に出してよい。
無属性のリゾネイター1体を破棄する:このターン、このカードに次に与えられるダメージ全てを軽減する。
神技〔無敵兵団〕[3]あなたがコントロールする無属性のリゾネイターはこのターン、破壊されない。(この神技は1ゲームに1度のみ使用できる。)



結論だけ言うと、設置出来ません。今までいたリゾネイターから選びましょう。



と言う訳で、15/09/25から発行の、総合ルール5.2の読書感想文などを。



このエントリは、


http://fow-tcg.com/pdf/FoW_CR_5.2_20150925.pdf


を読みながら読むと、楽しいかと。




2.8.属性
属性はアイコンを見て何を持つかを決定する様になりました。
ので、属性アイコンの無いカードは無属性って話になります。

と言う訳で、「風使いアーシニア」(3-073)は無属性ですし、「次元の守護者アリス」(MPR-091)は光と水の属性を持っていると言う事になります。



◆マリーベルでの正しいアタックとブロックの礼儀

「魔鋼人形 マリーベル」(SKL100)

あなたのJルーラーにダメージが与えられるなら、それは200点軽減される。
[5]このカードはターン終了時まで、レガリアであると同時に【1000/1000】の機械のリゾネイターになる。もし、あなたのJ/ルーラーが“機王 マキナ”か“機巧大帝 マキナ”なら、このコストを[2]減らしてよい。
[1][レスト]このカードを破棄する
対象のレガリア1枚を破壊する。

競技的なプレイをするに際して、可能ならこのレガリアでアタックしたりブロックしたりする事を悟られない為に、リゾネイター化は直前まで待っておきたい物。では、どの時点で5コスト払う能力を使うのが良いのか?

8.2.攻撃宣言ステップ
‘攻撃宣言ステップ開始時’の誘発条件が発生します。
ターンプレイヤーに優先権が与えられ、優先権処理を実行します。
ターンプレイヤーは、攻撃するか攻撃を放棄するかを選択します。パスをした場合、このバトルが終了し、戦闘終了ステップに進みます。攻撃する場合、以下を選択します。
▶攻撃を行う自分のリカバー状態の、このターンの最初から継続して自分の場に存在する、攻撃力と防御力を持つJ/リゾネイター1体。このとき、その条件を満たす、何らかの効果により攻撃をしなければいけない自分のJ/リゾネイターがいる場合、そのうち1体を選択する義務があります。
▶攻撃目標としての、相手プレイヤーまたは相手の場にあるレスト状態の攻撃力と防御力を持つJ/リゾネイター1体または何らかの効果により適正に攻撃目標として選択できるカード1枚。
攻撃を宣言する場合は、上記のすべてを選択できる義務があります。いずれかが選択できない場合は、攻撃することを選択できず、パスを選択する義務があります。
攻撃を行う自分のJ/リゾネイターをレストします。攻撃を行うために必要な行動がある場合、ここで実行します。それが実行できない場合、この攻撃は行えず、攻撃するかパスをするかの選択までゲームの状況が戻されます。これ以降、このJ/リゾネイターは攻撃を行っているJ/リゾネイターとなります。
このバトル中、非ターンプレイヤーが呪文も能力もプレイせず、ターンプレイヤーが攻撃の放棄を選択した場合、そのターンプレイヤーはこれ以降このターンにおいてバトルを開始できません。
ターンプレイヤーに優先権が与えられ、優先権処理を実行します。

と言う訳で、最初の優先権処理の際・・・つまり、「攻撃する!!」と宣言する前に「魔鋼人形 マリーベル」をリゾネイター化するのがルール的に正確そうですね。「魔鋼人形 マリーベル」をリゾネイター化した結果何かあったから「パスする!!」と言うのもアリですね。

ブロックの方はと言うと・・・、

8.3.ブロック宣言ステップ
‘ブロック宣言ステップ開始時’の誘発条件が発生します。
ターンプレイヤーに優先権が与えられ、優先権処理を実行します。
非ターンプレイヤーは、ブロックするかパスをするかを選択します。ブロックする場合、その攻撃しているカードをブロックできる自分のリカバー状態のJ/リゾネイター1体を選択します。
ブロックする場合、ブロックを行うJ/リゾネイターとして、攻撃目標でない攻撃力と防御力を持つ自分のJ/リゾネイターをレストします。ブロックを行うために必要な行動がある場合、ここで実行します。それが実行できない場合、このブロックは行えず、ブロックするかパスをするかの選択までゲームの状況が戻されます。これ以降、このJ/リゾネイターが場にある限り、このJ/リゾネイターはブロックを行っているJ/リゾネイターとなり、攻撃を行っているJ/リゾネイターはブロックされているJ/リゾネイターとなります。
これ以降、ブロックしているJ/リゾネイターがいるかぎり、攻撃しているJ/リゾネイターとブロックしているJ/リゾネイターは互いのカードと戦闘を行っている状態になります。ブロックしているJ/リゾネイターがいない場合、攻撃しているJ/リゾネイターと攻撃目標に選ばれているJ/リゾネイターは互いのカードと戦闘を行っている状態になります。
ターンプレイヤーに優先権が与えられ、優先権処理を実行します。

と言う訳で、こちらもブロックするかパスするかの前にリゾネイター化しておくのが良さそうです。

※とは言え、手順違いの連続行動的な奴で、ジャッジは特別な状況でもなければ手順の省略を認めたり、状況によっては巻き戻しを認めたりと言う事をしても良い気はしますけど。でもまあ、念の為、正確なルールを知っておくのは大事だよね、的な。



一部の人向け→レガリア有効になったよ、良かったねー。



9.6.誘発能力

誘発物絡みは面倒臭いけれども、やっている事は特別今までと変わりはないかと。多分、詠唱待機周りとか潜伏周りとかをカードを直接チェイスに乗せる為に、‘誘発能力または誘発処理を行うカード’を誘発物と言う風に定義したんじゃ・・・ないかなあ、とか(前のバージョンと比較している訳ではないので、予測)。



9.10.置換効果
ある事象の発生に対する置換効果がある場合、その元の事象は発生せず、置換後の事象のみが発生します。
同一の事象に対する置換効果が複数ある場合、その事象が本来適用されるプレイヤーまたはカードの
コントローラーが、そのうちいずれかの置換効果を1つ選んで適用します。
▶ダメージを与える事象に対して適用される置換効果が複数ある場合は、そのうちいずれかがダメージの軽減処理を含まないものである場合、そのダメージを与える効果のコントローラーがそのうち1つを選んで適用します。ダメージを与える事象に対して適用される置換効果がすべて軽減処理を含むものである場合、そのダメージを与えられるプレイヤーまたはカードのコントローラーがそのうち1つを選んで適用します
すべての置換効果は、置換すべき事象がある限り、あらゆる置換効果を適用する前のその事象1回につき1回のみ適用されます。置換することを選択できることが明確になっていない限り、置換効果を適用しないことはできません。

ダメージを与える事象に対して~の辺りが変更になっていますね。ダメージを与える事象に対して適用される置換効果は、ダメージの軽減は後回しにしてそうでない物から解決しましょうって話です。



10.6.ダメージを与える

・あるカードや能力によりいずれかのカードやプレイヤーにダメージが与えられる場合、原則としてそれは1回で与えられます。
▶ダメージの点数の計算に、何らかの物が‘1つにつき[基準点数]ダメージを与える’等の表記が用いられている場合、それは単なるダメージの計算手順であり、それは最終的に与える点数を1回で与えます。基準点数のダメージを複数回に分けて与えるわけではありません。
例:あなたの手札のカードが3枚の状況で‘あなたの手札のカード1枚につき100ダメージを与える’という指示がある場合、これは300点のダメージを与えます。100点のダメージを3回与えるわけではありません。
防御力を持たないカードにダメージが与えられる場合、それは何も行いません。

11.1.貫通
[貫通]を持つJ/リゾネイターの攻撃がブロックされている状態で、その攻撃したJ/リゾネイターが戦闘判定ステップでルールによるダメージを与える際、その攻撃しているリゾネイターのコントローラーは、以下の手順で与えるダメージを決定して与えます。
▶あるJ/リゾネイターの防御力から、そのJ/リゾネイターに蓄積されているダメージを引いた値を、そのJ/リゾネイターの致死ダメージ量と呼びます。
▶攻撃しているJ/リゾネイターのATKの値がブロックしているJ/リゾネイターの致死ダメージ量よりも大きい場合、その上回った点数を、ブロックしているJ/リゾネイターと、本来の攻撃目標のいずれかまたは両方に、100点単位で分割して割り振ります。
▶その後、ブロックしているJ/リゾネイターに、その致死ダメージ量にそれに割り振った点数を加えた値のダメージを、本来の攻撃目標にそれに割り振った点数のダメージを与えます。
[貫通]を複数持っても効果は累積しません。
[貫通]により与えられるダメージは戦闘ダメージです。

ダメージを与える辺りは貫通とまとめての変更。要は、ブロックしているリゾネイターのDEF以上のダメージをブロックしているリゾネイターに割り振って、残りを本来の攻撃目標に与えるよって話。

今まではこの辺が曖昧になっていて、「炎狼 ベオウルフ」辺りが脳筋な事になってしまいそうになっていました。そこの是正ではないかと。

と言う訳で、その「炎狼 ベオウルフ」の現在を確認する、ちょっとややこしい問題。

Q.「天羽々斬」が設置された「炎狼 ベオウルフ」がいる際に「バンザイ・アタック」を打ち、その後対戦相手にアタック。それが「獣王の伝令」にブロックされた場合、どんな感じになるでしょうか?



「炎狼 ベオウルフ」(TAT-019)
ATK/300 DEF/500
【常時】
このカードがリゾネイターか対戦相手にダメージを与えるとき、そのダメージは2倍になる。

「天羽々斬」(MOA-011)
【常時】
    設置されているリゾネイターは【+400/+400】を得る。
【常時】
    設置されているリゾネイターが、対戦相手がコントロールするリゾネイターにダメージを与えたとき、それと等しいダメージをその対戦相手に与える。

「バンザイ・アタック」(VIN001-017)
ターン終了時まで、あなたがコントロールするリゾネイターは【+700/+0】と[貫通]を得る。ターン終了時、あなたがコントロールする全てのリゾネイターとJルーラーを破壊する。

「獣王の伝令」(SKL057)
ATK/400 DEF/400



A.まず、「炎狼 ベオウルフ」の全ての修正が加わった後のATKとDEFは300/500に【+400/+400】と【+700/+0】で、1400/900。それに貫通が付いています。

「獣王の伝令」のATKとDEFは400/400なので、最低400点ダメージを「獣王の伝令」に割り振り、残りを対戦相手に割り振ります。別に1400点ダメージを「獣王の伝令」に割り振っても良いのですが、ここでは仮に最低限である400点ダメージを「獣王の伝令」に割り振った物として扱いましょう。とすると、対戦相手には1000点ダメージが割り振られます。

その後、前述した軽減以外のダメージを与える事に関する置換効果によって、リゾネイターと対戦相手に対して与えられるダメージは2倍になります。つまり、「獣王の伝令」に800点ダメージ、対戦相手に2000ダメージが与えられます。

その後、「天羽々斬」のリゾネイターにダメージを与えたときの能力がチェイスに乗ります。これを解決すると、対戦相手に800点ダメージが与えられます。これも2倍にならないの? と思うかもしれませんが、このダメージの発生源は「天羽々斬」であり、「炎狼 ベオウルフ」ではないので、残念ながら2倍にならないのであります。

これを踏まえてゴリラずきんするのはお好きにどうぞ。

※ゴリラずきんとは、「真実の童話 赤ずきん」と「暖炉のおばあちゃん」を組み合わせたコンボを用いるデッキ。FoWTCGに置いてATKとDEFの入れ替えは加算と減算扱いである所から、生まれた。これに「ビックバン・レボリューション」と「炎狼 ベオウルフ」辺りを組み合わせると完全なロマンデッキ。



「真実の童話 赤ずきん」(TAT-057)
【常時】
    このカードは闇と炎の呪文や、闇と炎のカードの能力の対象にならない。
【常時】
    あなたがコントロールするリゾネイターが呪文や能力によって、ATKかDEFを加算(+)させるとき、それは本来値の2倍を加算(+)する。
【常時】
    あなたがコントロールするリゾネイターが呪文や能力によって、ATKかDEFを減算(-)させるとき、それは減算(-)されない。

「暖炉のおばあちゃん」(CMF-025)
ATK/100 DEF/1200
【常時】
    場に人狼が出るたび、ターン終了時までこのカードのATKとDEFを入れ替える。

「ビックバン・レボリューション」(TAT-020)
【発動条件】
    あなたがコントロールするリゾネイターが破壊されたとき:対象のリゾネイター2体にターン終了時まで、その破壊されたリゾネイターのATKとDEFと同じだけの数値を加算(+)する。



12.4.神技
神技はカードが持つ条件能力です。
‘神技<能力名><条件能力>’は‘<条件能力>あなたは<能力名>を、ゲーム中1回のみプレイできる。’を意味します。
異なる能力名の神技は、それぞれゲーム中に1回ずつプレイできます。
何らかの効果によりプレイした神技が無効にされた場合でも、その神技はプレイされたものとみなされます。

まあ、これは良いかな?

12.5.潜伏
[潜伏]はカードが持つ常時能力で、そのカードをプレイする方法を変更します。
‘[潜伏] <条件>’とは、‘このカードが詠唱待機エリアにある間、<条件>を満たしている時点でこれを公開し、コストを支払わずに誘発済みである誘発物(9.6)としてプレイしてよい。’を意味します。
[潜伏]を持つリゾネイターは、詠唱待機カードと異なり、詠唱待機エリアに置いたターンに条件を満たした場合、誘発状態となることができます。

潜伏は「プレイする方法を変更します。」だけなのです。どう言う事か、と言うと、潜伏によってプレイされるカードは召喚呪文なのであります。

12.6.追憶
[追憶]はカードが持つ常時能力で、そのカードをプレイし解決する方法を追加します。
‘[追憶]’とは‘あなたは墓地にあるこのカードをプレイできる。このカードを[追憶]により墓地からプレイしたなら、このカードがチェイスから他の領域に移動する場合、代わりにこのカードをゲームから取り除く’を意味します。

追憶は「プレイし解決する方法を追加します。」だけなので、それが詠唱破棄なら詠唱破棄のタイミングでプレイする事が出来ます。

月曜日, 8月 03, 2015

何かTwitterで揉めてたので、裁定出す時用にメモ。

えっと、一応断っておきますが、これは公式回答ではありません。
ルール読んだらそうなるよねー、的な話だけです。
どうしても納得いかない、とか、これ間違ってるだろう、とか、言うのはTwitterでお気軽に質問どぞ。また、ルール読んでも全く分からないって人は公式に質問投げるのがお勧めです。



1.




「沖田総司」がいて、手札が「極限進化」一枚だけの時のうんちゃら。

「極限進化」(対象のリゾネイター1体をターン終了時まで、【+600/+600】する。)
http://fow-tcg.com/cards/wind/TAT/1207/

「沖田総司」(このカードはあなたの手札1枚につき[+100/+100]を得る。ATK/DEF=0/0)
http://willizumi2.web.fc2.com/vin041.html

Q.
「沖田総司」に対して「極限進化」は唱えられるのか?

A.
唱えられる。何故なら、「極限進化」のプレイ時にはまだ「沖田総司」は場にいる。対象としては適正である。

Q.
「沖田総司」は「極限進化」を解決した事によって、0/0に+600/+600されて600/600になるのか?

A.
ならない。何故なら、「極限進化」の解決時にはもう「沖田総司」は場にいない。

読むべきルールは、

13.ルール処理
13.2.破壊処理
6.優先権処理
6.1.優先権処理の実行
6.4.優先権処理の終結



2.

「十拳剣 スサノオ」と「天羽々斬」。

「十拳剣 スサノオ」
http://willizumi2.web.fc2.com/moa019.html

【参戦】
手札から“天羽々斬”1枚をこのカードに設置してもよい。

【参戦】
対象の対戦相手がコントロールするリゾネイター1体に、このカードのATKに等しいダメージを与える。



「天羽々斬」
http://willizumi2.web.fc2.com/moa011.html

【常時】
設置されているリゾネイターは[+400/+400]を得る。

【常時】
設置されているリゾネイターが、対戦相手のコントロールするリゾネイターにダメージを与えたとき、それと等しいダメージをその対戦相手に与える。)


Q.
「十拳剣 スサノオ」によるリゾネイターへのダメージを無くしたい!!

A.
この場合、一番簡単なのは「十拳剣 スサノオ」をカウンターしてしまう事です。
「十拳剣 スサノオ」が場に出て、誘発した参戦能力が対象を取った所で、対象に取られたカードを対象不適正にしても良いですね。
ちなみに、「十拳剣 スサノオ」が場に出たら、参戦能力は誘発してチェイスに乗ってしまうので、「十拳剣 スサノオ」を殺しても防げません。9.6.誘発能力を参照。

Q.
リゾネイターは仕方ない・・・けど、「天羽々斬」によるプレイヤーへのダメージを無くしたい!!

A.
「天羽々斬」が設置される参戦能力の解決前に「十拳剣 スサノオ」を除去してしまいましょう。
ちなみに、「十拳剣 スサノオ」の能力によって「天羽々斬」を設置する場合、プレイではないのでアディションをカウンターする呪文では防げません。また、対象を取っていないので、「十拳剣 スサノオ」を対象に取れなくしても設置されます。ここに関しては10.1.アディションする/設置するを参照のこと。

えーっと、ちょっと偉い人から誤解与える表現だと突っ込みが入ったので8月5日にちょっと補足。「天羽々斬」が設置されている「十拳剣 スサノオ」を除去してしまった時に、「十拳剣 スサノオ」がダメージを実際に与える瞬間には「天羽々斬」はそのダメージを与える事を見ていないので、プレイヤーにダメージは入らない、と言う事になります。ただし、その場合でも9.6.誘発能力の辺りにある、いわゆる最終情報の参照により、ATKは上がっている状態でダメージを与えます。

#どうでも良いけど、公式サイトのカードリスト更新されてないのね・・・ウィルの泉様、テキスト起こして頂いてありがとうございます。

月曜日, 1月 19, 2015

【FoWTCG】総合ルール(の抜粋)に目を通しながらちょっとルールについて考えてみようクイズ。

総合ルールの引用元は、FORCE OF WILL総合ルールver. 4.03 最新更新:2014年12月15日です。上記リンクはpdf注意です。

※全ての解答は根拠も示してお願いします。このblogのコメントは余り見ていないので、手持ちのblogとかに解答を書いて頂いて、SkypeとかTwitterとかで頂けると話が早いかも。Twitterベタ書きすると、解答が拡散されてしまうかもしれないので、それは遠慮して頂けると助かります。

※正答出したからと言って何も出ません。

では行きます。

●同時にチェイスに置かれる誘発能力がどう言う挙動をするか?

では、まず総合ルールを読んでみましょう。

6.2.誘発能力のプレイ
誘発している誘発能力がある場合、それを選びます。
誘発している誘発能力が複数ある場合、以下の条件に従って誘発能力を選びます。
▶これがこの優先権処理の最初の誘発能力の選択である場合、ターンプレイヤーに誘発型能力の選択権が与えられます。そうでない場合、直前に誘発能力を選択する権利を得たプレイヤーでないプレイヤーに誘発型能力の選択権が与えられます。
▶誘発能力を選択する権利を得たプレイヤーは、自分がコントロールする、誘発している能力を1つ選びます。それがない場合は何もしません。
誘発している能力が選ばれた場合、それが適正にプレイできる場合はそれをプレイします。その後、それをプレイしたか否かに関わらず、その能力の誘発回数を1回減らします。
誘発している誘発能力が選択されたか、まだ誘発している誘発能力が残っている場合、この優先権処理を再び最初から実行します。

9.6.誘発能力
‘[常時] <効果>’または[スペル:詠唱待機]のカードのうち、その能力や[発動条
件]が何らかの事象の発生を条件とするもの、および[参戦]で示される能力は誘発能力です。誘発能力は常にゲームの状況を監視し、一定の条件が満たされた場合に、優先権処理中に自動的にプレイされます。
▶[参戦]で示される能力は、それが手札からカードとしてプレイされてチェイスエリアから場に出た場合、またはジャッジメントが解決されてそれがJルーラーとして場に置かれた場合に誘発条件を満たします。
誘発能力には、その誘発能力をプレイするための条件となる事象が指定されています。この事象を誘発条件と呼びます。ある誘発能力に指定されている誘発条件が1回発生した場合、その誘発能力の誘発回数は1回増えます。誘発回数が1以上である誘発能力は‘誘発済みである’ものとみなします。
▶詠唱待機エリアにある誘発能力である[スペル:詠唱待機]は、それが詠唱待機エリアに置かれたターン中は誘発回数が増えません。
優先権処理中、ルール処理がすべて終わった後、ターンプレイヤーは自分がコントローラーであるカードのいずれかの誘発能力の誘発回数が1以上であるかどうかを調べます。誘発回数が1以上の誘発能力がある場合、そのような誘発能力のうち1つを選んでプレイし、その誘発能力の誘発回数を1回減らします。その後、非ターンプレイヤーが同様の行為を行い、これを両方のプレイヤーに誘発済みである能力が残らなくなるまで繰り返します。
誘発済みの誘発能力は、何らかの効果によりプレイが禁止されていないかぎり必ずプレイされます。プレイしないことは選択できません。プレイすることを選択した誘発能力が何らかの効果によりプレイできない場合、その誘発能力はプレイせず、その誘発能力の誘発回数を1回減らします。
カードが領域から別な領域に移動することを誘発条件とする誘発能力があります。このような誘発能力がその移動したカード自身の情報や状態を参照する場合、以下に従ってその情報や状態を参照します。
▶そのカードが公開領域から非公開領域へ、あるいは非公開領域から公開領域へ移動した場合、公開領域でのそのカードを参照します。
▶そのカードがプレイグラウンドからプレイグラウンドでない領域へ移動した、あるいはプレイグラウンドでない領域からプレイグラウンドへ移動した場合、プレイグラウンドでのそのカードを参照します。
▶それ以外の領域間の移動の場合、移動先の領域でのそのカードを参照しま
す。
何らかの効果により、後の特定の事象を誘発条件とする誘発能力が作成されることがあります。このような誘発能力を遅発誘発能力と呼びます。
▶遅発誘発能力は、特にその効果により指定がない限り、その指定された事象1回に対してのみ誘発済みとなります。それ以降の同一の事象に対しては誘発済みとなりません。
▶遅発誘発能力を持つカードを参照する場合、その遅発誘発能力を作成した効果を持つ能力を持つカードを参照します。
誘発能力の中には、ゲーム中の特定の事象の実行ではなく、特定の事象の条件が満たされていることを誘発条件とするものがあります。このような誘発能力を条件誘発能力と呼びます。
▶条件誘発能力は、それが誘発済みでない状況でその誘発条件が発生している場合にのみ誘発済みになります。
何らかの理由で、誘発済みになった誘発能力をプレイする段階で、その能力を持つカードが誘発済みになった時点と異なる領域にいたり、そのカードがその誘発能力を失っていたり、その誘発能力が有効でなくなっていたりすることがあります。その場合でもその誘発能力はプレイされ処理されます。


‘[常時] <効果>’または[スペル:詠唱待機]のカードのうち、その能力や[発動条件]が何らかの事象の発生を条件とするもの

と誘発条件に関して少し曖昧な所があるのだけれども、誘発能力は

常にゲームの状況を監視し、一定の条件が満たされた場合に、優先権処理中に自動的にプレイされます。

と言う物であります。

(多分に「とき」なんて書かれている物は誘発条件だったりしますね。)

それを踏まえて。

Q1.「魔人ドラキュラ」によってダメージを与えられた「黄金竜 ジル・ド・レ」のコントローラーがその能力によって炎の魔石を3つ破棄した場合どうなるでしょうか?
魔人ドラキュラ
【常時】このターン、このカードによってダメージを与えられた対戦相手のリゾネイターが場から墓地に置かれたとき、それをあなたのコントロールで場に出す。それは本来の種族に加えて悪夢と吸血鬼を得る。


黄金竜 ジル・ド・レ
【常時】このカードが破壊されたとき、炎の魔石を3つ破棄してもよい。そうしたなら、このカードを墓地から場に戻す。

ヒントとしては、まず、これらの能力は両方とも誘発能力である事を前提とします。そして、墓地に置かれた時と破壊された時とではタイミングがほぼ同じです。

●優先権の有無とチェイスできるタイミング

では、まず総合ルールを読んでみましょう。

6.1.優先権処理の実行
優先権処理が実行される場合、以下に従って処理をします。
▶実行すべきルール処理がある場合、それを実行します。これは実行すべきルール処理がある間繰り返されます。
▶誘発している誘発能力を選択しプレイします。
▶優先権を持つプレイヤーが、優先権保有時に実行可能な行動を実行しま
す。
▶優先権処理の終結時に関する処理を行います。。

6.3.優先権保有時に実行可能な行動
優先権を持つプレイヤーは、以下を実行できます。
▶[スペル:詠唱破棄]カードをプレイする。▶自分がコントロールするカード1枚の[条件]能力をプレイする。
▶[発動条件]を満たしている自分の詠唱待機エリアの[スペル:詠唱待機]カードをプレイする。
▶《ヴァルハラ》ライフブレイクを実行する。
▶パスをする。
優先権を持つプレイヤーは、自分がターンプレイヤーで、現在がメインフェイズ
で、バトル中でなく、チェイスエリアが空の場合に、以下を実行できます。
▶リゾネイターカードやアディションカードや[スペル:詠唱]カードをプレイする。
▶バトルを開始する。
▶ジャッジメントを実行する。
▶手札の[スペル:詠唱待機]カードを自分の詠唱待機エリアに裏向きに置く。
▶魔石をコールする。

6.4.優先権処理の終結
優先権を持つプレイヤーが実行した行動により、以下の処理を行います。
▶ウィル能力をプレイしたまたは
[スペル:詠唱待機]を配置したまたはバトルを開始した場合、現在優先権を持っているプレイヤーが引き続き優先権を持ちます。
▶パスをして、それが両方のプレイヤーによる連続したパスである場合、チェイスエリアが空であるなら、優先権処理を完了します。そうでないなら、チェイスエリアのカードや能力のうち最も後からチェイスエリアに置かれたものを解決し、その後にルール処理を実行し、これをチェイスエリアのカードや能力をすべて解決するまで繰り返します。その後、ターンプレイヤーが優先権を得ます。
▶カードやウィル能力以外の能力をプレイするか、パスをしてかつそれが両方のプレイヤーによる連続したパスでない場合、現在優先権を持つプレイヤーの対戦相手が優先権を得ます。
優先権処理が完了していない場合、新たに優先権処理を開始します。

これらを踏まえると、

Q2.ターンプレイヤーが吸血鬼である「闇貴族 アルカード」をコントロールしている時に、「吸血鬼の下僕」を出しました。この時、「吸血鬼の下僕」が出たのにチェイスし、「闇貴族 アルカード」を対象にして除去を打って「闇貴族 アルカード」を破壊する事は出来るでしょうか?

「吸血鬼の下僕」
【常時】対戦相手が、あなたがコントロールする吸血鬼1体を対象に取ろうとするとき、可能ならば、このカードを対象にしなければならない。

Q3.ターンプレイヤーが特殊魔石を出しました。それにチェイスして「血染めの月」を破棄して、その特殊魔石を破壊しようとしました。この行動は可能でしょうか?

「血染めの月」」
【条件】このカードを破棄:対象の特殊魔石1つを破壊する。

と言う問題は解決出来るのではないかと思います。ヒントとしては、「吸血鬼の下僕」の【常時】は誘発能力ではないと言う事です。

●ルール処理と誘発能力の順番

では、まず総合ルールを読んでみましょう。

7.2.アディションのプレイ
ターンプレイヤーは、自分に優先権があり、メインフェイズであり、チェイスエリアが空の場合に、種類がアディションであるカードをプレイできます。
プレイヤーはアディションカードを1枚選び、それをカードのコストを支払ってプレイします。特に指示がない限り、プレイできるのはそのプレイヤーの手札にあるアディションカードのみです。
アディションカードのうち、[アディション:フィールド]でないカードはプレイ時に対象をとります。対象に選べるものは、[アディション:○○]で指定されたいずれかの場にある種類が○○であるカードです。
▶ルーラーエリアのJルーラーは、[アディション:Jルーラー]では対象にできません。
チェイスエリアのアディションカードが解決された場合、それはそのコントローラーの場に置かれます。それが[アディション:フィールド]でない場合、そのアディションカードは、その対象となったカードにアディションされた状態になります。
プレイヤーは、自分の場にある[アディション:フィールド]と同名のカードをプレイできません。何らかの理由である場にある[アディション:フィールド]と同名のカードがその場に置かれる場合、代わりにそれは置かれず、それがチェイスエリアからおかれる場合は持ち主の墓地に、そうでない場合はそれが現在ある領域に置かれます。

13.ルール処理
ゲーム中、特定の条件が発生している場合に、ルールにより行動が実行されることがあります。これをルール処理と呼びます。

13.1.敗北処理
ライフポイントが0以下のプレイヤーがいる場合、そのプレイヤーはルール処理によりゲームに敗北します。
直前のルール処理以降に、ドローフェイズにメインデッキからカードを引くことが
求められ、必要な枚数のカードが引けなかったプレイヤーがいる場合、そのプレイヤーはルール処理によりゲームに敗北します。
13.2.破壊処理
場にある〈J/リゾネイター〉に蓄積しているダメージがその〈J/リゾネイター〉の防御力以上である場合、その〈J/リゾネイター〉はルール処理により破壊されます。
場にある〈J/リゾネイター〉の防御力が0以下である場合、その〈J/リゾネイター〉はルール処理により破壊されます。
13.3.不正アディション処理
[アディション:場]でないアディションが場にあり、それにアディションされているカードが存在しない、またはそのアディションに本来アディションされるべきでな
いカードにアディションされている場合、そのアディションを墓地に置きます。
▶ルーラーエリアにあるJルーラーは、[アディション:Jルーラー]によりアディションされるべきカードではありません。
[アディション:場]でないアディションが場にあり、それが複数のカードのアディションされている場合、そのアディションのコントローラーはそれがアディションさ
れているカードを1つ選び、それ以外のカードとはアディションされていない状態になります。
13.4.《ヴァルハラ》ライフブレイクエリア超過処理
いずれかのライフブレイクエリアに、そのライフブレイクエリアの上限を超えた枚
数のカードが置かれている場合、そのライフブレイクエリアの一番下から上限枚数のカードを残し、それ以外のカードを墓地に置きます。
13.5.重複アディション処理
いずれか1つの場に同一のカード名を持つ[アディション:場]が複数ある場合、そのうち最も後からその場に置かれたカード1枚を選び、それ以外のカードを墓地に置きます。

では、それらを踏まえて、

Q4.達成カウンターの乗っていない「心を入れ忘れたブリキ人形」に「悪魔の呪い」を設置した場合、どうなるか?

「悪魔の呪い」
設置されているリゾネイターを【-200/-200】する。設置されているリゾネイターが場から墓地に置かれたとき、そのリゾネイターのコントローラーに500点のダメージを与える。

「心を入れ忘れたブリキ人形」
ATK/200 DEF/200
【常時】あなたのリゾネイターにアディションが設置されるか、あなたの場に[アディション:フィールド]が出たとき、このカードの上に達成カウンターを1つ置く。
【常時】このカードはこのカードの上に置かれている達成カウンター1つにつき、【+300/+300】される。

※解答は必要そうなら日本GPまでには出したいと思います。それまでは考えるが良いです。