日曜日, 9月 30, 2007

DMは終わったのかなぁ・・・?

やっぱりルール屋さんを目指すからには教養としてMTGのルールもある程度覚えないとダメだなぁ、と思ってとりあえず読み易い辺りのDCI懲罰指針・手順書を読んでみた所、ちょっと気になる部分を発見してしまったり。

(これは全くの余談だけど、D-0のジャッジで余裕がある人はMTGのPGはざっくりとでも読んでおくべきだと思う。どう言う理念に従ってジャッジングを行うべきなのかって言う事が非常に分かり易く書かれているので。)

以下、気になる所。

デッキを適正にするためにカードを加える必要があるのであれば、マジックでいう基本土地(基本氷雪土地は認められない)のような基本リソースを加えることが認められる。基本リソースが存在しないゲームにおいては、カードを加える必要はない。

「基本リソースが存在しないゲームにおいては、カードを加える必要はない。」って話だと例えばDMなんかの場合だと、40枚に合わせる必要が無くなってしまうんじゃないのかと・・・もしかしてこのPGってDMとかhecatombとかには対応してないって事なのかなぁ。

一応、WotCのサイトには「Duelmasters TCG」「Neopets TCG」「Transformers CCG」「Axis & Allies Miniatures」なんてタイトルも見えるのですが、このPGの末尾にあるプレミア・プログラムのルール適用度って辺りに載ってるタイトルは「D&D Minis」「Dreamblade」「マジック」「Star Wars Minis」だけになっていますね。

って事は、もしかしてもうDCI認定のDMとかhecatombとかの大会は開けないって言う解釈でいいんですかね。一応、DMのforumは動いてるんですけど・・・ここの人達とかが認定を開きたいって言ったらどうるんだろ。それとも旧PGに基づいて運営されるとかなのかなぁ・・・。

うむむ、気になる。詳しい人教えてー。

ニホンゴムズカシイ。

「四隅って何だよ。」とか「5枚目のユニットって、このゲームどこのゾーンでもユニットはユニットなんだけど。」とか言った辺りはFAQが出るでしょうからとりあえずは放っておいて、まずはちょっと日本語的にアレなとこを攻めてみましょう。

そう、巷で話題の「裏・桃華」ですな。ちなみにテキストは以下の様になっています。

このカードはカードの効果でスクエアに置くことができない。あなたのエネルギーかあなたの捨札に「西澤桃華」がないか、「♂」の味方がいないなら、このカードはプレイできない。

まず、これの機能を「エネか捨札に西澤桃華か野郎キャラがいないとプレイできない」と勘違いしている人がいますが、それは間違い。理由は簡単で味方と言う言葉が指すのはバトルスペースに出ているユニットだけだからです。エネか捨札に味方がいるって状況はありえないんですな。

その上で意見が割れているのが、このカードは「西澤桃華がエネか捨札かにいて、かつ野郎キャラが場にいる時にのみ使える」のか、「西澤桃華がエネか捨札かにいる時か、野郎キャラが場にいる時かのどちらかの時に使える」のかって話なのですが・・・ちょっと考えてみましょう。

「西澤桃華」がないか、「♂」の味方がいないなら、このカードはプレイできないって言うこの文章は、

「西澤桃華」がない』あるいは『「♂」の味方がいない』ならこのカードは『プレイできない

と言う風に解釈する事ができます。と言う事は、

「西澤桃華」がないなら→プレイできない
「♂」の味方がいないなら→プレイできない

って言う風に分解されます。それを踏まえて考えてみると、

エネか捨札に「西澤桃華」がないけど「♂」の味方がいる→「西澤桃華」がないと言う「プレイできない条件」に引っ掛かってしまうからプレイできない

エネか捨札に「西澤桃華」があるけど「♂」の味方がいない→「♂」の味方がいないと言う「プレイできない条件」に引っ掛かってしまうからプレイできない

と言う風になる訳ですな。ううむ、ややこしい数学の問題みたいになってしまったぞ・・・(笑)

(ってか、もしかしてコレって元テキスト英語で書いてません?>中の人。自分も論理学とかはあんまし得意じゃないのですが、英語的な解釈をするとこう考える事になる訳で・・・にしてもやっぱり日本語は曖昧過ぎてTCGのテキストを書くには難しい言語ですな)

そいでは次。そんなに難しくはない話ですが、ちょっと質問を受けたのと、現状のルールで確実に答えられる問題なので取り上げてみます。

「峰不死子」自身が3枚目のスマッシュだった場合、希望は発生するんですか?

テキストは以下の通り。

希望(スマッシュから反撃!)あなたのスマッシュが3枚以上なら、自分のスマッシュを1枚まで選び、捨札に置く。

これは「します」ね。理由は、総合ルールのスマッシュ判定の辺りを読めば分かるかとは思いますが、簡単に言うとスマッシュされて1000点以上のダメージが発生した場合、

1.表向きにスマッシュに置かれる
2.希望が発生する
3.スマッシュが裏向きになる
4.スマッシュが7枚たまってたら負ける

って順番に処理する事になるからです。なので、上記の質問の場合希望が発生した時点ではもうスマッシュは3枚になってる訳なのです。

以下に総合ルールの該当する部分を引用します。

第18 章 希望ステップ
1.まず、ダメージを受けたプレイヤーは、自分の山札の1番上
のカードを、自分のスマッシュゾーンにリリース状態で表向きに
置きます。スマッシュゾーンに表向きで置かれたカードが能力
「希望」を持っている場合、そのカードの支配者のエネルギーゾ
ーンにそのカードと同じ色のカードがあり、かつそのプレイヤー
のエネルギーゾーンに希望を持つカードのレベル以上の枚数の
カードがあるならば、「希望」の効果を解決します。「希望」は特
別な行動であり、解決にはバンクを使用しません。その後、非ア
クティブプレイヤーに優先権が発生します。
第19 章 回復ステップ
1.スマッシュゾーンに表向きで置かれているカードを裏返しま
す。続いてそのプレイヤーのダメージを1000 回復します。その
後、非アクティブプレイヤーに優先権が発生します。
申し訳ありません、表向きのカードはスマッシュに数えるのかをちょっと調査中です。

ちなみにこのカードに於いてもう一つ想定されるFAQとしては「6スマある時に食らったスマッシュでこれがめくれたらどーなるの?」があると思うのですが、これに関しては総合ルールにそのまんまな例があるので、これを引用しておきます。根拠に関しては上記の引用部分を参照で。

【例】相手のスマッシュは6です。あなたは中央エリアにあるS
P1000 のユニットでスマッシュしました。希望ステップで、相手
の「あなたは自分のスマッシュを1枚選び、捨札に置く」という
効果の希望が発生し解決されました。回復ステップで優先権が発
生した時点では相手のスマッシュは6なので、デュエルは続行し
ます。


(多分、この「死にかけだけど希望で持ちこたえたぜー」状況がやりたかったが為に希望判定をあんなにややこしいデザインにしてるんでしょうから、ルールを見なくても「これはこうなるんだろうなぁ。」って気分にはなりますけどね 笑)

木曜日, 9月 20, 2007

ふろあるーるをみてみよー。

ふと思い立って色々なTCGのフロアルールを読んでみる事にした。とりあえずWebで簡単に見られる辺りからにしてみようと、GW辺りから行ってみた。

・通常の通貨の使用を禁止いたします。

通貨を用いてTCGを行っているのを一般の人に見られると、賭け事をしていると勘違いされる可能性がある辺りからの配慮ですかね。MTGの方でもそう言う議論は起こりましたなぁ。しかし、この書き方だと多分他国の通貨なんかの使用も駄目なんだろうなぁ。むぅ、海外の硬貨とかは国内で使用する分にはオサレでいいのに・・・。

しかしまぁ、だからって、

・スターター付属のコインやおはじき等を、できる限り使用してください。

ってのはいささかあざといかと(笑) と言うか、大量にコインが乗るデッキとかならダイス使った方が視認性も良いし楽だろうに・・・。

・ジャッジの行ったルールの裁定に疑問を感じた場合、その旨をヘッドジャッジに申告して、もう一度裁定を仰ぐことができます。ヘッドジャッジが下した裁定は、その大会では絶対となります。

上告制度は存在するんだ。でもヘッドジャッジが何者かって事が定義されていない気が・・・いいのかなぁ。

・他プレイヤーのデッキの内容等に対する偵察行為は、禁止します。大会に参加しているプレイヤーは、他の参加者の観戦を極力行わないで下さい。
・他プレイヤーのデッキの内容等を、観戦者から聞く行為は偵察行為とみなされます。


観戦を「極力」行わないって言う事は、ある程度なら行っても良いって事になりますわな。その結果として「合法的に」観戦を行ったプレイヤーとそうでないプレイヤーとの間に情報格差が生まれてもそれは公正と言えるのでしょうか?

また、「訊く」ではなく「聞く」ってなってる訳なんですけど、他プレイヤーの雑談が耳に入った結果、デッキの内容が分かっちゃった場合はそれは罰則の対象になるんでしょうか。これが「なる」のだとしたら、大声で自分のデッキ内容を喋るだけでちょっとしたテロになるんですけど、どーなんですかね(笑)

・対戦中、相手を惑わすような虚偽の発言や、相手の行動を誘導するような発言や行動は慎んで下さい。

これって、極論を言ってしまうとフルパーがハンドを沢山持ってるだけで「相手の行動を誘導するような発言や行動」をしてる気もするんですが・・・どの位からがマズい範囲なんでしょうね。

そういや、GWにはフロアルールと別にチャンピオンシップ大会 統一レギュレーションって言うのがあるんですが、こちらで少し気になる内容を発見してしまいましたよ。

シャッフルの仕方に注意をして下さい。基本的には、10枚のカードをテーブルに並べ、更にその上に10枚並べ、5回繰り返す方法を行って下さい。また、必ず相手にもシャッフルしてもらうようにして下さい。ゲーム中のシャッフルに関しては、簡易化してシャッフルしても構いません。また、予め「G」と他のカードを分けてからシャッフルする方法は、「ツミコミ」と判断されますので行わないで下さい。

n枚シャッフルは一般的には偏らないと考えられているのですが、予め積んでおけば簡単に積み込めるので、完全に安全とは限らないんですよね。個人的にはこれとリフル(ないしは横挿し)を併用するやり方が良いかと。まぁ、Wikipediaを見るに技術がある人が計算してやればリフルだろうが何だろうが積み込めそうですが(苦笑)

それにしても、GWのフロアルールってPGが無いみたいなんですが、ペナルティの与え方って何に基づいてやってるんでしょう。後、プレイヤーは与えられたペナルティに納得するんでしょうか。うーむ。

続いてYGOの公認大会規定

ライフポイントの推移を記入するためのメモ用紙と、ボールペン鉛筆などの筆記用具。
※ 大会では電子計算機のみを使用してのライフポイントの記録を禁止する。


ををっ!? 計算機使えないんだ、ちょっと意外。メモ用紙に「推移を記入する為」って言う書き方をわざわざしてるって事は、ライフカウンタの類もグレーって事になりますかね。

1. 対戦相手と握手をする。

あ・・・握手!? 挨拶を求められるTCGは多いけど握手はなかなか無いなぁ。

4. 各プレイヤーは、対戦相手に自分のデッキをカットしてもらう。
 ※ この時に対戦相手は、過度なシャッフルを禁止する。


過度なシャッフルって何だろう。準備時間を超える程の時間シャッフルすんなって事かなぁ・・・。一応、反則事項として

4. デュエル間のインターバル中のカードの入れ替え・シャッフルに3分以上を費やす。

ってのがあるにはあるんだけど。

5. 1ターン中の戦略考察時間は3分間を目安とする。これは1プレイに費やす時間を
  指すものではない。1ターン中の度重なる長考は審判の裁量により罰則の対象となる。


これって自分の持ち思考時間? それとも相手のも含めて1ターンを3分以内に行えって事? 微妙に分からない上に、レスポンスの概念があるゲームで、チェスクロックがあったりする訳じゃないから計るの無理な気がする。

6. シャッフルやカットの際に故意にカードを見る。
7. カード内容を故意に偽って表現する。
8. ライフポイント・手札の枚数を故意に偽って表現する。


・・・この辺は故意じゃなくても何らかのペナルティを出す必要があるだろうに。そもそも故意かどうかなんてジャッジには分かりきらないだろうし。その辺含めてのルールじゃないのかね。

つー事で、YGOには大会罰則規定と言うPGっぽい物があるので、こっちも見てみる。

●故意ではなく、ルールを誤解したプレイをした
罰則:注意
この違反のあと、次の重大な判断が行われる前であるならば、ゲームを元の状態に戻す。
すでに、ゲームが進行し、重大な判断が行われたあとの場合には、ゲームはそのまま進行する。
使用したカードは破壊する。


まさか物理的に破壊・・・とかじゃないよね(笑) とすると、この罰則を悪用するとリアニメイトが有利になりません? 

「墓地に落としたいモンスターが手札に来ちゃったー。いいや、間違ったフリして出しちゃえー。」

ってやると、そのまま釣れますぜ?

●デュエル中に他のプレイヤーまたは観戦者等の第三者からアドバイスを受けた
罰則:警告
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。


これってそのプレイヤーに対して敵対している人間が勝手にそのプレイヤーにアドバイスをした場合どーなるんだろ。これでペナルティが発生し得るなら、プレイヤーを陥れる事が可能になるよねぇ。

●プレイヤーの応援者が相手プレイヤーに対して「せかす」・「罵倒する」等の行為を行った
罰則:警告
プレイヤーの応援者の行為もプレイヤー自身の行為としてみなす。
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。


これも同上。誰が応援者かなんてジャッジに分かるのかね。見た感じYGOには観戦者に関する規定が無いっぽいから、結構危険そうですよ。

そういや上告制度とかに関する辺りが無いけど、YGOにはヘッドジャッジって言う概念は無いのかな?

さて、そんなこんなで次はLyceeですが、Lyceeのフロアルール的な物は幾つかに分かれているっぽいです。とりあえず、一番基本と思われる公認大会ガイドラインから見てみる事にしましょう。

本ガイドラインは、LyceeTCGを公認トーナメントを通じて楽しく遊んでいただくことを目的に、公平性と競技性の維持を目指して規定されるものです。
 
 すべての公認トーナメントは本ガイドラインの規定内で運営される事を前提とします。
 ただし、これはガイドラインに反する運営内容は公認しないということではありません。ガイドラインと大きく異なる運営内容の場合(スイスドローやシングルエリミネーション形式でない公認大会、講習会など)は、公認の申請時にシルバーブリッツに対して報告を行って下さい。公認大会の趣旨に添う範囲内であれば、公認いたします。


ってかこの書き方だと、公認大会の趣旨に添う範囲内が何処までなのか分からないので、何処までならば公認とされるのかが分からないのですが・・・うーむ。

○順位の算出に関して
 
 原則として、より獲得トーナメントポイントの高いプレイヤーを上位として、順位を決定します。
 
 同点の場合は後述する計算法か、決定戦によって同ポイント内での順位の上下を決定します。
 
 同点のプレイヤー同士の順位に関しては、オポネントポイントや、オポネント・ウィン・パーセンテージのような手段で順位付けを行っても構いません。
 
 また、同着として処理しても構いません。
 
 
○決定戦の導入に関して
 
 何らかの理由で同順位のプレイヤーの中から上位者を決定する必要がある場合、主催者の判断で、上記トーナメント方式の中から任意の手段で決定戦を行うことができます。決定戦は、トーナメントの内容としてスコアカードに記録を行ってください(「決定戦」と備考欄に記入してください)。


大会aと大会bで全く同じ結果になったとしても、この順位決定法の違いによって順位が変わるってのは・・・その辺の曖昧さ回避の為のガイドラインじゃないんですかねぇ。

そんな感じでぱらぱらと見て、次にペナルティガイドライン

ペナルティ・罰則の発行についてはジャッジ(もしくは大会スタッフ)の自由裁量を前提とします。
本書はLyceeのペナルティ・罰則の発行についてある程度の指針を与えるものであり、Lyceeのペナルティ・罰則の発行に関しての標準化を目指すものではありますが、あらゆる事例について、ジャッジの柔軟かつ公正な発想を妨げることを期待しません。


ちょっと待て、それじゃ何の為のPGだよ!! ペナルティを標準化しないで、公正な大会運営なんてできる訳ないじゃん。

・失格
参加者をトーナメントから除外します。
試合中に失格となった場合、併せて「試合の敗北」を発行すべきです。
過去の戦績の正当性を犯すものであった場合、併せて「戦績の抹消」を発行すべきです。
失格となったプレイヤーは、そのトーナメントの順位決定に際して、順位外として処理します。ジャッジの判断として最下位として処理しても構いません。


この感じだとDQPのみがあってDQは無いって事かな。しかし、「戦績の抹消」ってのをジャッジが発行できるのは凄いな。ある意味過去にそのプレイヤーに関わったジャッジを虚仮にしてる気もしますが。そう言うのは形の上でもジャッジの上位組織がやるのが筋だと思うけどね。まぁ、「戦績の抹消」に関しての説明が無いから本当に思ってる通りのペナルティなのかどうかは分からないんだけどさ(苦笑)

不正なデッキの使用
内容
デッキ・スペアカードの内容がルール・ガイドラインに違反している
・デッキの枚数不足・同名カードに関する制限違反
・スペアカードをデッキに入れたままにしている
ペナルティ
警告
解説
不正なデッキの使用を行った場合、少なくとも警告が与えられます。
ジャッジがプレイヤーを救済すべきと判断するのであれば、ジャッジはプレイヤーに対してデッキの内容を修正した上でトーナメントを継続させることができます。修正が不可能な場合は失格にするべきです。不足したカードの貸与やプロキシの使用は行うべきでありません。
この違反が試合開始後(手札のドロー後)に発覚した場合、その試合は違反者の敗北にするべきです。
この違反が2戦目以降に発覚した場合、以前の試合の勝敗に関しての修正をジャッジは検討するべきです。


このゲームでの警告は相当重い(警告2点で失格に格上げ)のでMTGやD-0の感覚とは違う・・・けど、何かこの書き方はすっきりしないなぁ。要は「試合開始前なら警告を与えた上デッキをリーガルにさせて続行させ、試合開始後ならば警告を与えた上で試合の敗北(MTGで言う所のマッチロス)が望ましい」って言えばいいだけなのに・・・。

にしても、このPGは少し納得がいかない。終わった試合の勝敗の修正はすべきじゃないと思う。それはジャッジの絶対性の否定にも繋がる行為なんじゃないですかね?

偵察行為・スカウティング
内容
トーナメント中に行われた試合内容について、他の参加者に情報を与えた。もしくは情報を得た。
対戦内容の記録を行った。
ペナルティ
注意・警告
解説
 他のプレイヤーのデッキ内容・プレイ傾向に関する情報を得ることは、勝率を左右する戦略的要素です。これらの情報を参加者が得る、得た情報を参加者同士で流通させることは好ましくありません。
 この違反行為を行った場合、最低でも注意が与えられるべきです。この違反は情報を与えた側、与えられた側の双方に対して発行されるべきです。また情報の性質が試合の勝敗に関わる重要な情報であると判断できる場合、違反者を失格にすべきです。
 主催者がトーナメント参加者に観戦を許可することは認められます。但し、この場合も観戦によって得た情報を他のプレイヤーに伝えてはいけません。
 また、理由を問わず、試合中・試合後に、観客・対戦者が対戦内容の記録(メモ・音声・映像等)を行うことは認められません。この違反を行った場合、最低でも注意が与えられるべきです。但し、試合の当事者が、対戦者と合意の上で試合後に記録を行う場合については、この限りではありません。


「最低でも注意」(注意2点で警告)から「情報の性質が試合の勝敗に関わる重要な情報であると判断できる場合、違反者を失格にすべき」までが飛び過ぎです(笑) ってか、観戦が許可され得るのにデッキ内容やプレイ傾向を喋れないって何か変じゃない? 結局知り得る事に変わりないじゃん。

そして次に上級トーナメントガイドラインをば。

■拘束力
本文書は公認大会における拘束力を持ちません。本文書は主催者の判断によって、トーナメントに採用することができます。本文書に則ってトーナメントが行われることは好ましいことですが、本文書を論拠とした運営者への抗議は認められません。


だーかーらー均質化ー!!

○ゲームの開始準備
 ゲーム開始前にデッキのシャッフルを行うことが可能です。
 ジャッジによって試合の開始が宣言されるまで、デッキからカードをドローしてはいけません。


「可能です」って・・・(苦笑) ここはshouldじゃなくてmustを使うべきなんじゃないかと思うんですがねぇ。この書き方だと、可能だけどやらなくてもいいよ、ってニュアンスが含まれてしまう。

そして最後にリセフェスタ・フロアルール。まぁ、何つーか、シルブリも色々あったんだろうね・・・って感じ。にしても、もしかしてこの感じだとフェスタとGPでフロアルールが違ったりするんでしょうか。教えて、偉い人。

金曜日, 9月 14, 2007

トラップって・・・

知人と話していて上がった話題。ってか、細かいテキストの突っ込みを入れてくれて、ここの話題を提供してくれる知人には感謝です(笑)

相変わらずテキストのソースは2chで。

【種類】ユニット
【Lv】4
【名前】泉こなた
【レアリティ】U
【夢・希望・☆】☆
【移動】↑↓
【BP】5500
【SP】1000
【能力】・あなたは1ターンに1回しかトラップを発動できない。
     ・あなたのトラップが発動し、捨札に置かれた時、自分の山札を見てカードを1枚まで選び
     トラップゾーンに裏向きで置く。
     残りの山札をシャッフルし、自分の手札を1枚選び、捨てる。


これの誘発イベントって、トラップが「発動し、捨札に置かれた時」なんでしょうか。それとも「捨札に置かれた時」なんでしょうか。一応カードデザインの意図としては、「発動以外でトラップが捨札に行っても誘発しないよ」だって言うのまでは理解できるのですが・・・。

なんでこんな事を言うかって言うと、例えば、《余命一ヶ月》(【元・少年よ。君はあと一ヶ月の命だ】《侵入された時》自分のエネルギーゾーンにあるユニットを1枚選び、侵入されたスクエアにリリースして置く。そのユニットを次のあなたのターンの終わりに、エネルギーゾーンにフリーズして置く。)を使ってこのカードを引っ張って来たとします。

2-7. プレイされたユニットはその解決の最後に、プレイされ
たゾーンからそのカードをプレイしたプレイヤーの支配下で指
定されたスクエアに置かれます。プレイされたストラテジーは、
そのカードの解決の最後に、リゾルブゾーンから持ち主の捨札に
置かれます。プレイされたトラップはその解決の最後に、プレイ
されたゾーンからそのカードをプレイしたプレイヤーの支配下
でそのプレイヤーのトラップゾーンに置かれます。発動されたト
ラップは、そのカードの解決の最後に、リゾルブゾーンから持ち
主の捨札に置かれます。誘発型能力はその解決の最後に、バンク
から取り除かれ消滅します。


このルールに従うと、トラップは解決の最後に持ち主の捨札に置かれる訳なので、そうすると、このカードは「トラップが捨札に行ったのは確認しているのだけれども、発動したのは確認していない」と言う状況になる訳です。

そうなると、このカードの誘発イベントが「発動し、捨札に置かれた時」なのか「捨札に置かれた時」なのかで誘発するか否かが変わって来るのですが・・・どーなんですかね。

流石にこれは中の人待ちだなぁ・・・。

水曜日, 9月 12, 2007

角川プレヴュ始まりましたね。

今回のカードのソースは2chです。フロゲまだ見てないもので・・・。

【種類】ユニット
【Lv】4
【名前】七瀬成恵
【レアリティ】R
【夢・希望・☆】☆
【移動】↑
【BP】6500
【SP】1500
【能力】・このカードが攻撃された時、自分のエネルギーを1枚選び、フリーズしてよい。
     そうしたら、このカードをユニットのいない隣のスクエアにフリーズして置く。
     ・真剣


このカードの能力で逃げたからと言ってその場でバトルが終わる訳ではないですし、一見そうには見えないだけで、各ステップは存在しています。

また、D-0の前例で考えると例えバトル中に片方のユニットが他のスクエアに動いたとしても、バトルを開始したスクエアが「バトルを行っているスクエア」と言う風になります。その為、いわゆる「星でじこ」(【うっとーしーにょ!】このカードがバトルに勝った時、相手に1000ダメージ!)に攻撃されて逃げた場合には、スマッシュを受けると言う事になるんですな。

1-1. バトルの勝敗は以下のように判定します。バトル終了ステップの開始時に、いずれかひとつのユニットだけがバトルを行っているスクエアに置かれている場合、そのユニットがバトルの勝者となります。バトル終了ステップの開始時に、両方のユニットがバトルを行っているスクエアに置かれている場合と、両方のユニットがそのスクエアに置かれていない場合は、そのバトルは引き分けとなります。

【種類】ユニット
【Lv】4
【名前】泉こなた
【レアリティ】U
【夢・希望・☆】☆
【移動】↑↓
【BP】5500
【SP】1000
【能力】・あなたは1ターンに1回しかトラップを発動できない。
     ・あなたのトラップが発動し、捨札に置かれた時、自分の山札を見てカードを1枚まで選び
     トラップゾーンに裏向きで置く。
     残りの山札をシャッフルし、自分の手札を1枚選び、捨てる。


「カードを1枚まで選び」なので0枚を選んでも良いし、トラップ以外を持って来ても良い。明日の為にトラップを張るも、リアニの種を持ってくるもご自由にって事で。


【種類】ユニット
【Lv】5
【名前】我妻由乃
【レアリティ】C
【夢・希望・☆】 夢・希望
【移動】←↑→
【BP】2500
【SP】1500
【能力】(希望効果)
     ・(スマッシュから反撃!)あなたのスマッシュが2枚以上なら、自分のスマッシュを1枚まで選び捨札に置く


多分みんな気になってるのは「6スマ喰らってる時にこの希望が発生したらどうなるの?」かと思いますが、結論から言うと生きてます。

4-1. スマッシュゾーンにある裏向きのカードが7枚以上のプレイヤーはデュエルに敗北します。

とルールにはありますが、希望の解決中はまだスマッシュは表なんですな。希望が発生するのはスマッシュ判定の希望ステップ中で、裏になるのは回復ステップの開始時なので。

2000ダメージを喰らってスマッシュが2回発生する場合は、「希望ステップ→回復ステップ→希望ステップ→回復ステップ」となるので、連続して《我妻由乃》の希望が発生すればまだ生きてる事になる訳です。



さて、以下はあまり実用性の無いルール的なクイズ。良かったら考えてみて下さいまし。

《七瀬成恵》が「このカードが攻撃した時、自分のエネルギーを1枚選び、フリーズしてよい。そうしたら、ターンの終わりまで、このカードのBPを+2000。」と言うBP4500のオリカに攻撃されている。この時、そのオリカの支配者がBP+2000するかどうかを選んでから逃げるかどうかを決められるだろうか? また、その根拠は何か?