火曜日, 4月 08, 2014

ゼクス:リロードエフェクト周りのお勉強用ノート。

Twitterで以下の様な発言を行いました。



Z/X初心者の自分ですが、故有ってZ/Xのジャッジングが出来るだけのルール知識を身に付けたいと思っております。総合ルールを読む事は何ら苦ではない ので、もし宜しければどなたか「ルール的に難しそうな場面」や「ルール的に面白い場面」をお教え頂けないでしょうか?(続く #zx_tcg

続き) 問題集を解くノリでそう言った場面に関して解答してみたいと思います。これは回答ではなく解答であり(公開しない可能性もある)、自分はZ/Xに関しては 初心者(つまり間違える可能性も高い)ではありますが、もしよろしければご協力をお願いいたします。 #zx_tcg



 
その結果幾人かの方から、色々な場面を頂きました。調べたり訊いたりして、だいぶ分かって来たので、同じく初心者からルールを覚えたいと言う方の為に、メモ書き代わりに残しておこうかと思います。



Q1.山札が最後の1枚の時にイグニッションを行った。その最後の1枚が「家電合体タンタル」であった場合、どの様な処理になるだろうか?

Q2.では、その最後の1枚が「猫の恩返し」であった場合、どの様な処理になるだろうか?

Q3.では、その最後の1枚が「鋼城テクネチウム」であった場合、どの様な処理になるだろうか?

Q4.では、その最後の1枚が「幽鬼ダスクアクス」であった場合、どの様な処理になるだろうか?



A1.

505.3ターンプレイヤーは、自分のチャージにあるカードを1枚選ぶか、パスをします。
505.3aチャージにあるカードを選んだ場合、そのカードを自分のトラッシュに移動し、その後自分のデッキゾーンの一番上のカードを公開します。そのカードがイグニッションアイコンを持つ場合、ターンプレイヤーはそのカードをカードのコストを支払わずに、ただちにプレイ(803)することができます。イグニッションアイコンを持たない場合、それをトラッシュに置きます。



902リロードエフェクト
902.1ゲーム中のあらゆる時点で、いずれかのプレイヤーのデッキゾーンにカードがなく、そのプレイヤーのトラッシュに1枚以上のカードがある場合、現在処理中の行動を一旦停止し、ただちに以下の処理を実行し、その後に処理中の行動の続きを行います。以下、デッキゾーンにカードが無いプレイヤーをリロードプレイヤーと表記します。
902.1aリロードプレイヤーのトラッシュのカードをすべてリロードプレイヤーのデッキゾーンに移動します。
902.1bリロードプレイヤーは自身のデッキをシャッフルします(1003)。
902.1cリロードプレイヤーの相手プレイヤーは、リロードプレイヤーのライフにあるカードを1枚選び、そのカードをリロードプレイヤーのチャージに移動します。これにより移動されるカードはプレイヤーに対するダメージ(1001)ではなく、そのカードがイグニッションアイコンを持っていてもプレイされることはありません。




イグニッションアイコンを持たないカードは、505.3aの行動を行った場合、トラッシュに置かれる。トラッシュに最後の1枚のカードが置かれる事によってデッキゾーンにカードが無くなり、リロードエフェクトが発生する。

よって、最後の1枚が「家電合体タンタル」であった場合、「家電合体タンタル」も混ぜてデッキをリシャッフルする。

※ヴァイスシュヴァルツのリフレッシュと違って、ライフへのペナルティまでが一連の流れである事に注意。






A2.最後の1枚が「猫の恩返し」であった場合、それをプレイする事を選んでも良い。プレイする場合、

803.2dそのカードや能力をテンポラリーに移動します。

に従って、「猫の恩返し」をテンポラリーに置く。その結果として、デッキゾーンにカードが無くなり、リロードエフェクトが発生する。この場合、「猫の恩返し」はまだテンポラリーにあるので、「猫の恩返し」は混ぜないでデッキをリシャッフルする。




A3.最後の1枚が「鋼城テクネチウム」であった場合、「猫の恩返し」と同様にプレイする事を選んでも良い。プレイする事を選んだ場合、テンポラリーに置かれる事によって、リロードエフェクトが発生する。直接スクエアに置かれる訳では無い点に注意。

※基本的にゼクスの登場に関して、テンポラリーを介す事に見た目上の意味は無いが、例えば将来的に「シャッフルした時」の様な能力の付いたゼクスが出た場合に、その自動能力が誘発するかに関わる可能性はある。



A4.

1105エヴォルシード
1105.1エヴォルシード能力は、その能力を持つカードがデッキゾーンからトラッシュに移動することを自動イベントとする自動能力です。
1105.2「エヴォルシード[テキスト]」は「このカードがデッキゾーンからトラッシュに移動した時、[テキスト]」を意味します。



702優先権前処理
702.1優先権前処理とは、ゲームによって強制的に実行される各種の処理の実行手順です。これは、ゲーム中の特定時点や、いずれかのプレイヤーに優先権が与えられる時点で、それに先だって行われます。
702.2優先権前処理は以下の手順で実行します。
702.2aルールエフェクト(900)をチェックし、実行します。これは、処理すべきルールエフェクトが無くなるまで繰り返されます。
702.2b誘発している自動能力(807)がある場合、それらのうち1つをプレイし、解決し、その後702.2aに戻ります。そうでない場合、優先権前処理を終了します。



301.4カードがいずれかのゾーンから別なゾーンに移動する場合、それがスクエアから他のスクエアへの移動でないかぎり、そのカードは新たなカードであるとみなされ、それまでのゾーンにおけるカードに対する効果は適用されません。




「幽鬼ダスクアクス」はエヴォルシード能力をトラッシュに移動した時に誘発させ、次の優先権前処理の際にその能力をプレイする事が出来る。だが、トラッシュに移動した事によりデッキゾーンにカードが無くなる為、優先権前処理が来てプレイが可能になる前にデッキに混ぜられてリシャッフルされる。この時、デッキに移動した「幽鬼ダスクアクス」は301.4により新たなカードであるとみなされる為、エヴォルシード能力をプレイしたとしても、登場することはない。



※総合ルールに関しては、「Z/X総合ルールVer.1.12最終更新日2014/1/23」を参考にしています。カードに関しては、公式サイトのカード検索を参考にしました。

間違っている等ありましたら、コメントやTwitterで突っ込んでやってくださいまし。

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